
・車椅子のタイヤのパンク修理っていくらかかるの?
・公費は使える?
補装具の会社で事務員として10年以上働いている私が、上記などのお悩みを解決出来る記事を書きました!
車椅子のタイヤのパンク修理に、費用がどの位かかるのか気になりますよね。
私が日々働いている中で、修理に関するお問い合わせで1番多いのがタイヤのパンクについてです。
この記事を読めば、自費・公費でそれぞれいくらかかるのか詳しく分かりますよ。
では詳しく見て行きましょう!
車椅子タイヤのパンク修理を公費申請する場合のメリットとデメリット

パンク修理は障害者手帳を使って、市町村に公費申請して行うことが出来ます。
その場合のメリットとデメリットを解説しますね。
メリット:自己負担が少ない
障害者手帳をお持ちの場合、市町村に申請して制度を補装具費支給制度を利用できます。
市町村の判断にもよりますが利用者負担が0円の場合もあるし、あったとしても約2,000円位となります。
お金の負担が少額で済むのは嬉しいですよね。
デメリット:時間がかかる
費用は抑えられる反面、懸念点は修理まで時間がかかるということです。
というのも、制度を利用する場合は申請から支給決定まで早くても約1週間はかかります。
それから業者に修理作業をしてもらうことになるので、その間はパンクしたままの車椅子で過ごすことになってしまいます……。
『だったら支給決定前に修理してちょうだいよ!』
と思うかもしれませんが、なかなかそうはいかないのが補装具費支給制度なんです。
原則として支給決定前に修理や製作を始めることは出来ません。
市町村との電話対応でよく感じることではあるのですが、制度=国が定めたルールなので、各市町村が独自に判断してルールを一部変えるということが基本的には出来ないのです。
補装具費支給制度の詳しい説明については、下記をご覧下さいね。
車椅子タイヤのパンク修理を自費でやるメリットとデメリットは?金額の内訳も紹介

ここからは、パンク修理を自費でやる際のメリットとデメリットについて解説しますね。
発生する金額についても紹介します。
メリット:すぐ修理出来る
自費でやる場合の最大のメリットは、早急に修理出来るという点です。
自分で近くの自転車屋に持ち込むのか、業者に自費でお願いするのか。
どちらにせよ制度を使うよりも早く修理することができます。
パンク修理をしてもらえる店などについては、下記の記事で解説しています。
デメリット:費用がかかる
自費で修理する場合のデメリットは、当然ながら費用がかかるということです。
下記は内訳の1つの目安となります。
・タイヤ交換片側4,600円
・チューブ交換片側4,000円
この金額の根拠はというと、厚生労働省が定めている『補装具費支給制度』です。
この制度では車椅子などの各パーツごとに細かく金額が設定されています。
私の会社では自費で修理等をやる場合も、補装具費支給制度の金額を使用しています。
(ほかの会社ではどうしているか分かりませんが……)
つまり自費でタイヤ丸ごとを両側交換すると、約18,000円かかります。
まとめ
車椅子のタイヤパンク修理について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
自費、公費それぞれにメリットデメリットがあります。
今回の記事で紹介したような複数の修理方法を覚えておけば、状況によって適切な判断が出来ると思います。
是非活用してみて下さいね。